貯蔵方法と貯蔵年数の違いが風味にあらわれる
蒸留してできた焼酎は、すぐには出荷されない。蒸留直後の焼酎は、酒質が安定しておらず、おいしい焼酎になっていないからだ。そのため、蒸留後は一定期間貯蔵し、酒質を安定させることが必要になる。焼酎の貯蔵期間は1~3か月が一般的だが、熟成を目的とする場合はさらに長期間になることもある。また、蔵によって焼酎の貯蔵に使われる容器や保管場所が異なるが、それが焼酎の個性にも反映される。
貯蔵容器・貯蔵場所にこだわる蔵も多い
貯蔵に用いる容器は、甕・樽・タンクの3つに大別される。また、貯蔵場所として洞窟やトンネル跡、防空壕や鍾乳洞を利用する蔵もある。貯蔵容器や場所は酒質に大きく影響するため、こだわっている蔵が多いのだ。
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